格安SIMに変更する前に確認しよう!メリットとデメリットを具体的に解説!

格安SIMが安いのはなんとなくわかるけど、それ以外のメリットや変更した後に困ることはないのかな?

このように考えて格安SIMにまだ変更することを踏みとどまっている方は意外と多いかもしれません。

格安SIMにする前にメリット・デメリットを理解することで自分のニーズに合った最適なプランを選ぶことができます。また、月額料金の大幅な節約が可能であると同時にサービスの制限もあることが理解できるようになります。

当記事では情報通信会社に7年勤務し大手キャリアや格安SIMブランドの販売を経験した筆者が、お客様からいただいたお声や体験談を踏まえて格安SIMのメリット・デメリットを具体的に解説します。

この記事でわかること
  • 格安SIMのメリット・デメリット
  • 格安SIMのデメリットが当てはまる人は基本的には少数派であること
目次

格安SIMのメリット

  1. 1, 価格が安い
  2. 2, シンプルなプラン
  3. 3, 0.5G〜の少ない容量での契約が可能

価格が安い

格安SIMのメリットはなんといっても「安さです。筆者が対応したお客様の中ではもうこの1点だけで格安SIMにする決め手になる!と決めてしまわれるくらいの安さで提供しています。
具体的には、大手キャリアに比べると月額5,000円以上安くなることが多く、プラン自体の安さももちろん月々の契約しているデータ量が不足した場合もデータチャージを低価格で行うことが可能です。

シンプルなプラン

大手キャリアのように細かいオプションや複雑なプラン、ネット回線や家族割などのセット割がないことが多いです。基本的にシンプルなプランを提供しており初心者にもわかりやすいです。

0.5G〜の少ない容量での契約が可能

契約するブランドによっては0.5Gという少ない容量から契約することが可能です。
ほぼWi-Fi環境にて通信を使用する方やそもそもの使用料が少ない方は余分な通信料金を払わずにすみ、無駄な出費を抑えることができます。

例えばirumo (イルモ)であれば0.5Gで550円/月からの契約が可能です。

最近では未成年の子どもが会員登録する際に、電話番号認証が必要な場合があります。固定電話を引いている家庭も減っており、認証に使用できる電話番号がない時に新たに取得したい場合にも選択肢として有用です。

格安SIMのデメリット

  • アクセスが集中する時間帯などは通信速度が安定しない
  • 容量を多く使う場合は料金が割高になる
  • LINEのID検索機能が使用できない場合がある
  • 対面でのサポートはできない会社が多い
  • キャリアメールを引き続き使用する場合は有料になる
  • eSIMのクイック転送ができないブランドがある

アクセスが集中する時間帯などは通信速度が安定しない

大手キャリアはアクセスが集中する時間帯は自社のユーザーに優先的に帯域(データ通信における情報の伝送能力を表す)を割り当てます。大手の通信網を借りて提供しているブランドは、残りの帯域をMVNOユーザーで分け合うことになるため、格安SIMの速度低下が起こることがあります。

具体的には

  • 昼食の時間帯
  • 夕方の帰宅時間帯
  • 21時頃からのみんながよく使用する時間帯 など

です。速度低下が起こるとSNSの読み込みに時間がかかったり動画視聴の際にカクカクしてスムーズに視聴できないなどの要因になります。主に会社や自宅などでWi-Fi通信を用いて使用している場合は影響は少ないので、一度ご自身の使用状況を確認してから契約をするのが良いでしょう。

通信速度が遅くなるのが嫌な方は、大手キャリアのサブブランドやオンライン契約専門プランを選べば通信速度低下に悩むことはないので、選択肢として検討してみて下さい。
例えば「UQMobile」「Ymobile」「irumo」や「ahamo」「LINEMO」「povo」です。

容量を多く使う場合は料金が割高になる

0.5G〜契約できる格安SIMですが、20Gを超えると料金が割高になる可能性があります。

そもそも格安SIM会社に大容量のプランを求める人は少ないです。そのため大容量プランを提供している会社や提供していても種類が少ないことが多く、需要と供給のバランスがとれていません。また大容量だとネットワーク負荷がかかりやすく、対応コストも増えます。そのため一般的には割高になります。

例えば日本通信SIMの「合理的50Gプラン」は2,178円/月という破格で提供しています。あらかじめ使用量が多い方は契約データ量の月の平均を確認したうえで比較検討するのが良いでしょう。

LINEのID検索機能が使用できない場合がある

LINEのID検索には「年齢認証」という使用者の年齢を確認する作業が必要です。ブランドによって年齢確認ができないことがあるため、注意しましょう。

格安SIMの中で「年齢認証」ができるブランド
  • ahamo
  • UQモバイル
  • irumo
  • LINEMO
  • ワイモバイル
  • イオンモバイル
  • IIJmio
  • mineo  

に限られます。(2024/11月現在)

ただしこれらは今後需要に伴い各社対応して行く可能性があります。
また、年齢認証できる会社→できない会社に移る場合は先に移転前の会社の段階でLINEの年齢認証を済ませておけば解決できます。

対面でのサポートはできない会社が多い

申込時や操作方法、なにか困ったことがあった場合などは基本的には自分で調べ、解決しなければなりません。店舗を構えていない分人件費等が抑えられ価格に反映されているためです。電話サポートがある場合も有料のこともしばしばです。

店舗がある会社もありますが、大手キャリアに比べて店舗数は少ないので実店舗が必要と感じる方は契約前に実店舗の有無や近隣にあるか等調べておくのも良いでしょう。
困った際に気軽に訊ける家族が身近にいる場合はあまり心配しなくていいかなと思いますが、過去に筆者が対応したお客様で「家族に質問しすぎるのが嫌だから対面のショップがある格安ブランドに決めた」というお客様もいらっしゃいましたので、ご自身の性格にあった選択をしていただくのが安心です。

対面のショップを検討しているのであれば「Ymobile」「UQモバイル」は大手キャリアに併設されていることもあり、格安SIMの中でも店舗数がとても多いです。

キャリアメールを引き続き使用する場合は有料になる

数年前まで引き継ぎできなかったキャリアメールですが、最近は有料で引き継ぎが可能になっています。月330円ほどで引き継ぎできる会社が多いです。

とはいえ、格安SIM乗り換えたあとにメール設定が必要になる場合もあるので乗り換え前にGmailなどに移行を済ませておく方が余計な手間がなく、シンプルで経済的です。

どうしてもメールの移行を終える前に早く乗り換えたい!という方は、とりあえずメールアドレスを有料で引き継ぎしたあと、メールの移行が終わればキャリアメールを解約しましょう!
Gmailは迷惑メールが届きにくいのでオススメです!

eSIMのクイック転送ができないブランドがある

機種変更時eSIMのクイック転送行うことで、迅速かつeSIM再発行プロセスと比べて費用をかけずにeSIMを新しいデバイスに転送できます。ですが全てのブランドが対応しているわけではありません。

大手キャリアや大手サブブランドは対応していることが多く、他の格安SIMブランドも対応している会社も増えてきているため、eSIMをお使いの方は確認してから機種変更の初期設定を行うことをおすすめします。

まとめ

今回は格安SIMのメリットとデメリット、デメリットについて解説しました。

格安SIMを使うメリット

・価格が安い
・シンプルなプラン
・ 0.5G〜の少ない容量で契約が可能

デメリット

・アクセスが集中する時間帯などは通信速度が安定しない
・容量を多く使う場合は料金が割高になる
・LINEのID検索機能が使用できない場合がある
・対面でのサポートはできない会社が多い
・キャリアメールを引き続き使用する場合は有料になる
・eSIMのクイック転送ができないブランドがある

デメリットは一見多く感じますが、各会社もニーズに応じて順次対応しており昔よりも遥かに快適に使用できるようになりました。またすべてのデメリットが当てはまる人は少なく、絶対に外せない条件を踏まえたくさんのブランドの中からご自身にあったものを見つけることができるはずです。そのお手伝いができるよう、今後具体的なブランドの解説もしていきたいと思います。

当記事を読んでくださった方の格安SIMに変える前の不安を少しでも消し、そっと後押しにする一助になれば幸いです。

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